エクソソーム

木下先生がゲストでお話しをされる現在の医療や生活で気をつけたい病気など、とてもわかりやすく解説されるのでいつも聴いています。

私は全く喫煙の習慣はありませんが、周りはほぼ喫煙者の方ばかりです。

皆さん禁煙されて健康に気をつけるのが一番かと思いますが、今回のお話しはとても興味深いテーマなのでご紹介します。

タバコで傷ついた肺を再生させる治療薬について

東京慈恵会医科大学の研究チームが今月11日にカプセル状の構造体エクソソームが、主に喫煙が原因で発症するCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の壊れた肺組織を修復し、再生させる可能性があるとアメリカの医学誌に発表しました。

木下先生によるととても注目すべき研究で、これまでの医学常識ではタバコ等で壊された肺は元に戻らないそうです。このCOPD(慢性閉塞性肺疾患)は長年の喫煙により肺胞が壊され、空気の通り道が狭くなる疾患で日本では500万人以上の患者さんがいると推定されているそうです。

症状は「息切れ」「慢性的な咳・痰」など生活の質を大きく下げる病気。現在は吸入薬で炎症を抑えたり、気道を広げて進行を遅らせる治療が中心です。

壊れた肺を修復する治療は存在しないので、エクソソームを使用して肺の再生を目指すと言うことは再生医療の新しいアプローチだそうです。

今回の研究では今すぐ肺を元に戻すということではなく、肺の修復を担う幹細胞を支える線維芽細胞に注目して、サポート能力を高めた線維芽細胞から分泌されているエクソソームが喫煙によって機能が低下した肺の幹細胞を活性化させる可能性がある事が示されたそうです。

COPDモデルのマウスの肺機能の改善が確認されて、さらに患者さん由来の肺細胞でも修復が確認されたそうです。

先生のお話しでは「今まで不可逆で元に戻らないとされた肺のダメージの再生の可能性が示された事はとても大きい」と言われていました。

▪️出典・引用/文化放送2/27「おはよう寺ちゃん」

ゲスト/鎌倉女子大学教授・木下博勝氏

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