許さない!特殊詐欺

ATM利用限度額30万円に設定

知人の女性が、以前息子さんをかたる特殊詐欺に騙されそうになりました。泣声で電話があり「書類を失くした」と言われ気が動転したそうです。泣声のため本人かどうか全く分からず、危うく振込みに行く直前に息子さんが帰宅して騙されずに済みました。

警察庁は特殊詐欺被害の急増を受けて、75歳以上後期高齢者1日あたりのATMによる「引出し・振込み限度額」を30万円に制限する方向で検討している事がわかりました。

金融機関による自主判断ではなく一律に制限で検討しているという事ですが、紀藤正樹弁護士によると、各銀行協会に警察庁が要請して限度額を引く下げると言う動きは以前からあったんですが、数年前まで年間被害額300億円位であったものが現在700億円以上迄になり、1日あたり2億円位の被害が出ているそうです。

加害者側が増えている現状を踏まえて、高齢者が高額な振込みをする時は銀行窓口に行かなければならず、ここで詐欺被害を食い止める事が出来ます。

30万円はあくまでATMありこれ以上になると銀行窓口に行く事になり、ここで詐欺被害を食い止める事が出来れば、ATMによる制限は一定の効果があるのではとお話しされていました。

ただしこの10年間にATMによる振込み詐欺ではなく、仮想通貨・電子マネーによる詐欺被害が増えているそうです。これからはこの仮想通貨・電子マネーによる詐欺被害に取り組んでゆかないと、なかなか解決出来ないとお話しがありました。

■出典・引用/TBSラジオ おはよう一直/ゲスト・リンク総合法律事務所

所長 紀藤正樹弁護士

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