アメリカ輸出向け

ツナ缶

ラジオ番組に世界53ヶ国、1500種類の缶詰を食したと言われる、缶詰博士・黒川勇人氏がゲスト出演されたお話を聞いていました。

お話の中で、ツナ缶は1929年に静岡県の清水食品(SSK/モンマルシェ)が、日本で最初に製造されたとの事でした。

そして、当時からアメリカ輸出向けに事業が拡大していました。私も普段から台所の常備品として又、料理のアレンジでも使うのでとても興味が湧きました。

「ツナ(tuna)」はマグロやカツオを指す英語の総称で、静岡県で生産されるツナ缶の生産量と海外の 輸出量、輸出額ともに日本一です。(442,481キログラム、4億5654万円)

当時ツナ缶の御三家は後藤缶詰(はごろもフーズ)、清水食品(SSK/モンマルシェ)、清水水産(現存せず)と言われています。そして現在のはごろもフーズが画期的な事をしました。

シーチキン

我々が普段から何気なく使っている「シーチキン」は「はごろもフーズ(当時は後藤缶詰)」二代目後藤磯吉のアイデアでした。

国内需要の拡大と食生活の西洋化を見据えて、「マグロの油漬け缶詰」ではなくもっと若い世代に受けるネーミングを考案しました。原料のビンナガマグロの肉は色が白く、別名「海の鶏」とも呼ばれていたことに由来する「シーチキン」として命名、缶詰のデザインも一新しました。

初代の「マグロの油漬け缶詰」から約40年後に「シーチキン」に生まれ変わりました。

この「シーチキン」は、はごろもフーズの商標です。

万能で栄養バランスも良い

お料理のバリエーションはサラダや野菜との和え物、パスタ、炊き込みご飯など工夫次第で色々使えます。私はお酒のおつまみで、そのままいただく事もありますが美味しいですね。

缶詰ではありますが、たんぱく質が豊富で、EPA(不飽和脂肪酸)やIPA(イコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)も含まれています。タイプは「油漬け」と「水煮」があり、材料のビンナガマグロは高級品、キハダマグロやメバチマグロ、カツオは普及品とされています。

▪️出典・引用/・ニホン・ロングセラー考キッコーマン ホームクッキング

                     TBSラジオ 純烈・酒井一圭 Brand-New Morning 

       ・アイキャッチ画像 はごろもHPより

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