なぜ桜並木は川沿いに多い?

江戸時代のインフラ整備

桜前線も北上をしていますが、関東はこの5日・6日が桜満開で見頃を迎えるようですね。以前からこの桜に疑問に思っていた事がありました。公園や街道などで桜並木を見かけますが、川沿いに桜並木が多いと思いませんか。

先週4月3日に「NHK ニュース 防災」をたまたまチェックしたら答えがありました。インフラ整備技術が未熟だった江戸時代は、たびたび土手が決壊し洪水が発生しました。頭を悩ませた当時幕府は土手に桜を植えて、花見見物に集まった江戸庶民に踏み固めてもらい土手を強くし防災に役立てようとしました。

墨田川にその実例あり

8代将軍 徳川吉宗 質素・倹約だけではなかった

墨田川の両岸には約1Kmに渡って、桜並木が続いています。これを推し進めたのが「享保の改革」で有名な8代将軍・徳川吉宗と言われています。「質素・倹約」を強いる改革なので、庶民の為に行楽地を作り楽しんでもらい、その大勢の花見客往来により土手を踏み固める事も目的と言われています。そしてこれが現在まで続く花見の習慣とされています。

江戸時代の庶民は綺麗な桜並木を見ながら、実は知らず知らず治水に関わっていたんですね。

▪️出典・引用/NHK ニュース 防災アイキャッチ画像 隅田公園桜/ウォーカープラス

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です