歌のない歌謡曲
半世紀以上の歴史に幕
TBSラジオ「森本毅郎 スタンバイ」のコーナー「歌のない歌謡曲」が、9月29日の放送を最後に71年の歴史に幕を下ろしました。いまは車の中で聞く事が多かった「歌のない歌謡曲」ですが、もう30年以上も前に母親が、朝食の準備に毎朝聞いていた記憶があります。同じ時間帯に始まるので、私も学校の支度に時計代わりにしていた記憶があります。でもなぜ?歌がないのか。爽やかな曲が多くいまでいう「カラオケ」スタイルなのですが、番組中にナレーションの遠藤泰子さんが説明されています。「ちなみに過去の担当者によるとこんな理由があったそうです。この時間帯にご飯の準備をしていたり、車を運転していたり忙しい朝に歌を口ずさむ時間をとる事で、新たな1日の始まりをさらに素敵なものにしたい。そんな思いを積み重ねて、全国37の放送局を通じて「歌のない歌謡曲」をお届けしてまいりました」と説明されています。また、地方版の「歌のない歌謡曲」は、遠藤泰子さん以外の方がナレーションをされていた事を、この最後に初めて知りました。ながい間、聞かせていただきました。ありがとうございました。
▪️出典・引用/TBSラジオ「森本毅郎 スタンバイ」