戦場にかける橋?朝霞駐屯地見学ツアーscene2

ドレイク画像
振武臺記念館敷地内にある「キャンプ・ドレイク」モニュメント

「キャンプ・ドレイク」モニュメント
朝霞駐屯地一帯は、大東亜戦争終了直後の昭和20年(1945年)9月から昭和25年(1950年)
7月までの5年間、アメリカの第8軍団第1騎兵師団が駐留し「キャンプ・ドレイク」と呼ばれて
いました。
「キャンプ・ドレイク」の名前の由来は、昭和20年(1945年)のフィリピン作戦中に戦死した
「ロイス・A・ドレイク大佐」を偲んでつけられたものです。
このモニュメントの中央にある「黄色地に馬のマーク」は、第1騎兵師団のシンボルマークでもあり、
同士団がこの地を去る時に作成したものを、平成20年(2008年)7月に再整備したものです。

輸送学校画像

午後、試乗体験した大型トラックで輸送学校を訪ねました。ここには、国内で唯一、修理保存されている
100式鉄道牽引車があります。アジアでは「戦場にかける橋」で知られるタイのクワイ河橋梁横のリバークワイ駅構内にも保存されています。

輸送学校の概要
陸上自衛隊唯一の「輸送」に関する専門的な知識・技能を教育・研究する機関であり、陸上自衛隊のみならず海上、航空自衛隊から入校者を含め教育を実施しています。
特に平成4年に始まったPKOを始めとする国際平和協力活動に係る国外輸送のための教育に力を入れています。

トラック画像

■大型トラック
 諸元・性能
『車両重量』8,490Kg 『積載量』6.000Kg
『全  長』7.150m 『最高速度』105Km/h
『全  幅』2.485m 『出  力』300PS
『全  高』3.180m 『製  作』いすず自動車

100式画像
最後輪のタイヤが外されています。

現存する唯一の100式鉄道牽引車
第2次世界大戦中に陸軍で使用され、中国、マレー、タイ及びビルマ等の各戦場において、鉄道の保守・警備に活躍しました。鉄輪とタイヤの両方を備えた、道路も走る事が出来る鉄道牽引車で、バイモーダルと呼ばれる車両です。3段階に軌間幅が日本/1,067mm、中国/1,435mm、ロシア/1,524mmに変更可能です。転路には、転路用ジャッキ使用で約5分で可能です。運転席にはハンドルやシフトレバーがついており、
鉄道牽引車ですが構造上は自動車に近いようです。鉄道牽引車は軍事機密だった事もあり、現在はほとんどの資料は存在せず、旧交通博物館によると現存する唯一の100式鉄道牽引車だそうです。
(陸自資料より)

100式画像2
車両内部は木製なんですよ。

どうでしょうか。本当はもっといろいろな施設内を見学させていただきました。おおまかですが、2回に分けて朝霞駐屯地見学ツアーを掲載しました。天気はいまいちでしたが、普段は見学する事ができない施設内を回りました。特に100式鉄道牽引車などは、取材する時はかなり手続きがいるようです。朝霞駐屯地の隊員の皆さま1日ありがとうございました。

※2016年3月 朝霞駐屯地見学ツアー記 加筆

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