1995年1月17日
阪神淡路大震災
1995年1月17日早朝に発生して6434人が亡くなった、阪神淡路大震災から今日で30年が経ちました。文化放送でゲストに災害社会学・災害情報論・社会情報論がご専門の日本大学文理学部 中森広道 教授がとても興味深いお話をされていましたのでご紹介いたします。
有効な情報源
災害時にラジオがはたす役割がとても大きいと先生は話されていました。それは停電時に有効なマスメディアである事と、どれだけSNSが発達しても信頼度という点ではラジオは強いとお話がありました。そしてもう一つラジオは何かをしながら情報を得る事が出来る点と、被災地の方々にとって悲惨な映像を見たくないという事も、ラジオは重要なメディアであると。最後にこれからのラジオは災害時に情報をただ流すだけではなく、被災地の方々に必要な情報を整理して、流す事がとても大事ではないかとお話をされていました。
私も新潟地震・中越地震を経験しました。被災当日から1週間程は被害の大きい地域の情報は、テレビ等で映像が流されてきます。ただ自分のいる地域がどうなっているのか、いわゆるローカルな情報が全くありませんでした。給水所・避難所が何処に在るのか。停電や断水がいつ解消されるのか。被害情報の格差とでも言うのでしょうか。今でこそ自然災害に備えて、水や食料、毛布など生活用品の備蓄をして更にポータブル電源の確保など、以前と比べようがないほど意識の高まりがあります。私も災害時には慌てずにラジオの情報を活用していきたいと思います。
▪️出典・引用/1月17日文化放送 長野智子アップデート
ゲスト 日本大学文理学部 中森広道 教授