スマートフォンの怖さ

小田急線殺傷事件

8月6日夜、小田急線の上り電車の中で、対馬容疑者が20代の女子大学生の胸や背中を包丁(刃渡り約20センチ)で刺し殺害しようとした他、20~50代の男女9人が刃物による傷や打撲を負った事件が発生しました。また捜査関係者によると、対馬容疑者はこの日、東京都新宿区の店舗で万引きをしたとして、女性店員が警察に通報していました。調べに対して「女性を殺してやりたかった。店が閉まったので狙いを電車に切り替えた」と供述しているという事ですが、とんでもない身勝手な事件です。

誰も見ていない

スマートフォン
イメージ写真です

事件当時、対馬容疑者が車両を移動してきて、凶器を手にしても誰もその存在に、気がついていなかったというニュースがありました。女子大生が刺されて初めて現実に戻ったようです。乗客の皆さんが見ていたのは手にしている「スマートフォン」でした。街頭インタビューに応じていた人も「スマートフォンを見ていたら、周りを全く見ていない」と言っていました。ラジオ番組にリモート出演されていた「クラブ・ウィルビー」代表で、プロデューサーの残間 里江子さんが伝説的歌手の山口百恵さんと新宿駅で待ち合わせをした時に、百恵さんは電車で来られたそうです。驚いた残間さんが尋ねると、百恵さんは「皆さんスマートフォンを見ていて気がつかれませんでした」との事でした。歩きスマホで黒人女性が工事現場のマンホールに落ちたというアメリカのニュースもありました。皆さん気分転換も兼ねて「スマートフォン」を置いて、少し休憩して深呼吸をしませんか。

▪️抜粋・引用/朝日新聞
       TBS ラジオ 「生島ヒロシ おはよう一直線」