おじさんがカードゲームに
サイdo男カード(さいどめんかーど)
福岡の香春町・採銅所地区の挑戦
1700人余りの福岡の地方で、実在のボランティア活動をする高齢者をトレーディングカードにしたユニークな町が今話題になっています。
ことの起こりは人口減少が続く採銅所地区で、ただ一つの小学校が2019年廃校になりました。
この小学校跡地をコミュニティーセンターに改装しようと白羽の矢がたったのが、元PTA会長 宮原絵里さんでした。でも宮原さんは地域活動は絶対嫌でした。
それを宮原絵里さんはバイオリンを弾いたりお話が上手だと説得したのが、町役場まちづくり課村上有希さんでした。
そして、いざ改装工事が始まると腕に覚えある年配の方々がボランティア参加してくれました。
宮原さんはこの素晴らしい人達を地域に紹介したいと思い始めました。
なにか?ないかと考えていたら家で子供達がトレーディングカードで遊んでいました。
これだ!とひらめき自分でカードのデザインを始め、事務ボランティア西芋洋恵さんの協力もあり2023年地域のお祭りでカードを販売したら100枚が完売しました。
広がる輪
ボランティア活動に消極的だった高齢者が「私もサイdo男カード売を作ってもらえないか」とボランティア活動を始めるきっかけになりました。
そして地域活動をすればサイdo男に会えると、子供達にも活動の輪が広がりました。
今やこの1年間で3000枚の売れているサイdo男カード。
ところが全国的に注目されるといい事ばかりではありません。サイdo男カードが転売され始めたのです。
地域活動を優先したい宮原さん、西芋さんは悩みましたがサイdo男カードの販売を中断します。
しかし思いはあくまで、地域活動で採銅所地区の活性化です。
これからも現役世代に向けて、サイdo男カードの挑戦は続きます。
▪️出典・引用/NHK・アイキャッチ画像西日本新聞・PRICE BASE