火星人の襲来

全米が大パニック

偕成社文庫HP
より

昨日4月1日は「エイプリルフール」でしたね。企業でも洒落たジョークや笑えるネタが、お披露目されていました。イギリスでは午前中のみ許されていて、他の地域や国では制限がないそうです。85年も前の出来事ですが、「エイプリルフール」4月1日ではありませんが、1938年10月30日、アメリカ CBSのラジオ番組「マーキュリーシアター」放送中に、臨時ニュースが飛び込んで来ます。興奮したキャスターが伝えたのは「ニュージャージー州に隕石が落下して、その中から火星人が出て来て街を焼き、人々を殺害している」等を迫真の状況で伝えました。これを聞いた人々は避難や護身の銃や武器を携えて、大パニックに陥ったというものです。私も読書経験のある作品でした。

H・G・ウェルズ作「宇宙戦争」

オーソン・ウェルズ その半生を語る
キネマ旬報社HPより

これは「市民ケーン」などの監督で後に活躍する、オーソンウェルズ氏がプロデュースしたラジオ番組だったんです。内容は「宇宙戦争」を単に朗読したものだったんですが、舞台をアメリカに設定し臨時ニュース形式で流すなど、奇抜なアイデアと迫真の演技でラジオの聴取者が騙されたというものです。「エイプリルフール」でもないのに必ず引きあいに出されます。しかし、これには現在新説があります。1つはアメリカの人々はパニックなどにはなっていなかった。2つ目は新興メディアとして台頭してきたラジオを、新聞がわざと大げさに書き立てメディアとしての信頼失墜を狙ったなどです。私は火星人にも興味ありますが、日本の惑星探査機「はやぶさ2」が、惑星「リュウグウ」から持ち帰った岩石から、生命誕生に必要な「アミノ酸」が発見されたとの事。こちらも興味深々です。

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