京都2 風神雷神屏風図
友人に感謝
宝泉寺を後に、建仁寺(けんにんじ)へ向かいました。京都1でも書きましたが、友人がとでもない京都通なので全て車で移動です。観光名所の京都を車で移動できるとは本当に感謝です。ただ流石に京都です。朝の早い時間は駐車場の心配はないのですが、昼間はそうは行きません。建仁寺は車がすぐに駐車場に入れず、運転してくれた友人を残して2人で拝観しました。
国宝 風神雷神屏風図
もう何年ぶりでしょうか。まさに眼の前に「風神雷神屏風図」です。本物は京都国立博物館にあります。今更ですが、風雨をもたらす「風神」と雷鳴と稲妻を起こす「雷神」の1対の屏風図です、没年等多くが謎の琳派創始者と言われる「俵屋宗達」の最高傑作です。最初に観た時から現在観ている時まで、描かれたのが江戸の中期となるのでしょうか。こんなユニークな発想と言ったら軽いですが、本当にすごい絵です。どこからこんな発想がと思って本当にざっくりですが、色々調べてみました。
三十三間堂「風神雷神像」
なんと、浅草雷門にも正面左右に「風神雷神像」があるんですね。驚きました。「雷門」と書かれた大きな赤い大提灯ばかりに眼が行き、全く気が付きませんでした。「雷門」の正式名称を風雷神門(ふうらいじんもん)というそうです。もともと、東洋美術には風神と雷神を扱う作品があり、日本にも風神と雷神への風雨を収め、五穀豊饒を願う信仰などがありました。一対の風神と雷神の主な起源は中国伝来の仏教美術である事などがあります。そして、三十三間堂には木造で国宝の風神と雷神像があります。これは画像を観て驚きました。こちらも凄い迫力です。ぜひ検索して観て下さい。「俵屋宗達」が凄い絵師なのは間違いないと思いますが、色々、発想の参考になった物があった事は少し判りました。よし、今度は三十三間堂に行ってみたいなぁ~。いや、その前に浅草寺でしょう。
建仁寺 京都市東山区大和大路四条下る小松町
三十三間堂