シルク・ドゥ・ソレイユが破産申請

「シルク・ドゥ・ソレイユが破産申請」に驚きました。昨日(30日)ニュースで知りました。このコロナ禍で3月以降公演が全くできなくなり、劇団員も全員レイオフされてる模様。カナダの破産法に基づき会社更生手続きに入ると発表されてます。

また、新たな資本提携やカナダ州政府の債務引き受けと再生に向けた
動きに期待して、新生「シルク・ドゥ・ソレイユ」を待ちましょう。下記、ブログは2018年ラスベガスでの”ズーマニティ”観劇模様です。

おばあちゃん・・・凄すぎ!

ズーマニティ画像1

世界的に有名な大道芸エンターテイメント集団、シルク・ド・ソレイユがラスベガスで開催しているショー、”ズーマニティ”を観た時のこと。
同集団が行う数々のショーの中で、唯一年齢制限付きのアダルトショーである”ズーマニティ”では、ステージに立つパフォーマーの殆どがパンツ一丁(orかなり際どい衣装)で歌ったり踊ったりと大道芸をしたりと、次々にパフォーマンスを披露していきます。

ズーマニティ画像2

はじめは全てが丸出しな事に目を奪われるものの、その圧倒的な身体能力にすぐ、気にならなくなるから凄い。
ご想像どうり観客たちのリアクション、コールに対するレスポンスがとにかく激しいのです。私の後ろの列のおじいちゃんは、終始「オーマイガー!」「オーマイガー!」を連呼するし、映画のワンシーンで見かけるような「いい女だなぁヒュウ〜♪」って感じの口笛を随所で吹いてくる。リアルにそんな口笛を吹くのか!と、可笑しくてたまらなかったです。

何より凄かったのは客席から選ばれてステージに上った白髪の可愛らしいおばあちゃん。
次々と司会のお姉さんの要望(踊って??とか、投げキッスして??とか)に応えていき、
最終的に半裸でマッチョな男性パフォーマーの上に跨がって満面の笑みで腰を振り出す。
あまりの出来事に私は目が点。いやいやいや、そこまでやる!?
えっ待って・・・「ぎゃーー! やめておばあーーーちゃーーーん!!!」。
心の中ではなく実際声に出して叫んでしまった。だっておばあちゃんだよ? 
一緒に来てたおじいちゃんも目の前で見ているんだよ?
(そのおじいちゃんには、司会の兄さんがバナナをくわえさせようとして断られた。当たり前だ、ばかやろう。)もう凄すぎる。

さすが賛否両論でレビューが荒れに荒れているズーマニテイ。(最高のショー!と書いている人と、最低、絶対に観ないで!と書いている人と分かれる。) 
道徳を説く側であろうおばあちゃん(とても上品そうな方だった)が、あんなことやそんなことノリノリでやってしまうなんて。
「アメリカ人ってノリ良いよね〜」の一言では片付けられません。自分のおばあちゃんに置き換えて考えてみると、それはもショック過ぎて、一体全体アメリカはどうなってるんだ・・・と心のツッコミが止まりません。

おばあちゃんのその好演すぎる好演に対して観客たちは歓声をあげ盛り上げるし、その歓声にまたおばあちゃんも応えるし。 
私は今とんでもない空間にいるぞ・・・。
なんなんだここは・・・と、整理がつかないままショーは進んでいき、フィナーレではこれ以上にないカオスな光景が目の前に広がり、終演を迎えた時にはもう放心状態。
人に勧められて前情報もなく一人で観に行った為に、この溢れんばかりの感想を共有できる人もおらず。ただただ、なんかもの凄いものみたぞ・・・状態。(笑

Alegria by Cirque du Soleil | Music with Lyrics

2018年 YUKOのおっと!アメリカ日記より抜粋