チコちゃんに叱られた!

「ボーっと生きてんじゃねーよ!」とチコちゃんに叱られました。皆さんはなぜ「英語や外国語」表記に「カタカナ」表記が使われているか知っていましたか。私は全然思いもしなかったし、知りませんでした。知らない皆さんチコちゃんが目を細めて見ていますよ。

漢字から始まった

中国で誕生した漢字が日本に来たのが、4~5世紀ごろお経などの経典としてやって来たのが始まりとされています。ところがその頃の日本では人との会話の話し言葉しかなく、紙に書くような文字などはない時代でした。まさに漢字との出会いが文字という概念に初めて触れた瞬間でしたが、当然読み方も意味のわかりませんでした。そこで漢字が読めない日本人が頼ったのが中国から日本に移り住んで来たバイリンガルの渡来人たちでした。彼らの助けを借りて読み方や意味を勉強しましたが、読み方のわからない漢字に漢字のルビ付ける事になりました。これでは漢字の横に漢字を添えることになり、非常に読みにくく、たくさんの文字を狭いスペースに書く必要があったので、お経を学ぶお坊さんたちはいつしか漢字の一部分を取り出して略して書くように工夫しました。

例えば「山」

放送画像より

山にふられていた漢字のルビは読みの近い「也 万」ですが、この漢字の一部を取り出して「ヤマ」としました。こうして中国からやってきた漢字にカタカナのルビをつけて読む事が広まり、その後、ポルトガル語やオランダ語にもカタカナのルビをふるようになりました。英語などの発音などは皆さんも覚えがあると思います。結論はカタカナは外国語を読むために作られた文字だからでした。
解説は京都大学大学院の大槻信教授がされていました。

▪️出典・引用/NHK「チコちゃんに叱られる! 」