終わり良ければすべて良し

もっと東京

9月1日から始まった「もっと東京」都民割りが、凄い反響を呼んでいますね。イベントや限定販売などを予定しているホテル、商業施設の予約が15分から30分で、全て埋まったそうです。この3年間、苦労された観光業や商業施設等には朗報ですね。出かけられる皆さんは、コロナ対策を忘れずにお願いいたします。

ピーク・エンドの法則

ホテルの朝食でピーク・エンド

実は一部ダブりますが、都民割りのお話ではありません。人は外出時に利用した施設や食事、又は人の印象や体験した時間に対して、ピーク時の感情がどうだったか(楽しい、つまらない、美味しい、不味い、速い、遅い)などそれがどのように終わったかで、物事を判断するという法則です。いわゆる「起・承・転・結」です。2002年にノーベル経済学賞を受賞した、心理学者・行動経済学者のダニエル・カーネマン氏によって提唱されました。3年ぶりに各地で花火大会が開催されましたね。この花火大会も最初は細かな小・中花火で、最後に印象的な花火が打ち上げられます。都民割りで凄い反響のホテル業界、商業施設も接客の速さ、室内の印象、そしてピークが時期限定のイベントやお料理です。細かなサービスやイベントが楽しい、料理が美味しいで又利用したいと思います。

ジャパネットタカタ

映画もエンドシーンが大事
※イメージです

長崎のラジオ店から始まった「ジャパネットタカタ」高田社長が、この法則を上手く使われていたと思います。高田社長の商品説明は明瞭です。それは他の物との比較です。例えば電子辞書です。これが辞書何冊分あるのか、実際に積み上げて見せました。そして、どれ位「小型」で「軽量」なのか比較してTV画面をとうして明瞭でした。画面の操作や文字の大きさなど不慣れな方への配慮もありました。そして、ピークはメーカー共同開発オリジナル製品である事と、割賦金の場合は自社で手数料負担です。思わず買いたいと言う購買意欲が湧きます。