世界でも珍しい調味料

かんずり

皆さん最近、TVなどで良く聞く「かんずり」って知っていますか？私は全く知りませんでした。何でこんな出だしかと言うと出身が新潟県なんです。何の事かさっぱり解りませんでした。この「かんずり」は新潟県妙高市（上越）の伝統調味料で、地元産のとうがらし、糀、柚子、食塩を原材料に作られます。3年の月日をかけてじっくりと作られる「かんずり」は上越地域周辺（新潟県は上越、中越、下越と別れます）では、今でも各家庭に常備されている調味料だそうです。そして上越は「天と地と」などの作品で知られる上杉謙信公のゆかりの地でもあります。この「かんずり」はヨーロッパから伝わった唐辛子が「かんずり」の始まりと言われています。最初は雪の多い越後で江戸時代の兵士が寒さしのぎに又、夏場はスタミナをつける為にご飯やおにぎりなどにかけていたと言われています。

万能調味料

「かんずり」は唐辛子、糀、柚子、食塩が基本の原材料です。当然、辛味が先に来るのでしょうが、唐辛子を発酵させた世界でも珍しい調味料で、辛味と旨味がよく調和しているそうです。その味は西の「柚子胡椒」東の「かんずり」と言われるほど様々な料理に使用されています。「鍋」や「ドレッシング」などの料理に加える、「焼き鳥」や『ステーキ」などのタレに加える、また「豆腐」や「納豆」に加えても美味しいそうです。今度、「ラーメン」や「うどん」に入れてみよう。