二平方メートルの世界で

涙がとまりませんでした

北海道札幌市に暮らす前田海音(まえだ みおん)さんが、小学3年生の時に書いた作品が「子どもノンフィクション文学賞」(北九州市主催)の大賞受賞されて、それを人気絵本作家 はた こうしろうさんが絵をつけた絵本作品です。日々に追われ、ましてやこのコロナ禍で普通の生活も失いつつある世界で、「本当に大事なものは身近にあるんだよ。」と気づかされる作品でした。

入院でつらいことは「こどく感」

二平方メートルとは病院のベッドの広さです。ここで海音さんは生まれた時から脳神経の病気で入退院を繰り返していました。カプセルのような空間でねる、食べる、遊ぶ、勉強するなどをすませていました。病気は苦しい。できれば、ならないほうがいいと思う。「その苦しみにたえられるから選ばれたんだよ。」と言われた事があったけど、選ばないでくださいと思った。(本文より)そして、ある日、ベッドで検査を待っている海音さんが驚く発見をします。素晴らしい作品です。ぜひ読んでみてください。

▪️二平方メートルの世界で
▪️ 前田海音(まえだ みおん)
▪️ はた こうしろう 
▪️発行所 小学館