肥満は重症化のリスク大

BMI25以上が肥満

ラーメン画像
ラーメン美味しそうですが

皆さんも健康診断などでいただくと思いますが、肥満の目安となるBMI(体格指数)は、体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で求められます。性別にかかわらず、BMI18.5以上25未満が「普通体重」、25以上が「肥満」と判定されます。日本人の成人でBMI35以上の高度な肥満は0.2~0.3%といわれ、欧米と比べると少ないといわれています。ただ肥満の怖いところは「高血圧」「脂肪肝」「脂質異常」などをはじめ11の肥満症診断基準合併症がある事です。決して、たかが肥満とあなどらずこのコロナ禍の状況ですので、用心してください。

死亡率は約10倍

アニマルスタイルチーズバーガー
ハンバーガーも美味しそうですが食べすぎNG

高齢者や基礎疾患のある人が、新型コロナにかかると重症化しやすいと言われる中で、ロンドンに本部を置く世界肥満連盟が新型コロナウイルスによる死亡者の9割が、肥満率が高い国に集中していると4日に発表しました。死亡率は高い国で約10倍にもなるそうです。肥満を招く運動不足や食生活の乱れなどにより、基礎免疫が弱った人が多い事による可能性が指摘されてます。2月末までに世界で報告されたコロナによる死者数約250万人のうち、約220万人が「肥満者の割合が5割を超えている国」に集中しており、肥満率が約6~7割の米国、英国、ベルギーでは人口10万人当たりの死者数が100を超える一方、肥満率が約3割の日本や韓国では同じ数値が10人を切っています。高齢化率や所得水準とは関係ないとみられるという事です。連盟は「あまり知られていないが、肥満はコロナ感染症が重症化する確率を高める。コロナを見てもそれは明らかだ」などと報告しており、糖尿病や心臓、呼吸器疾患が重症化の危険を高めることが既に分かっていますが、改めて肥満の危険についても警鐘を鳴らしました。

▪️出典:引用/テレビ朝日、日本経済新聞社