イージー・ライダー

トランプ大統領 23歳

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2020年11月3日、アメリカ大統領選が行われます。トランプ大統領が再選を果たすのか、又は民主党が4年ぶりに政権奪還になるのか大詰めです。冒頭から恐縮ですが、トランプ大統領がまだ23歳の時に、1本のアメリカン・ニューシネマの金字塔とも言える映画が誕生しました。ピーター・フォンダ(29歳)/デニス・フォッパー(33歳)/ジャック・ニコルソン(32歳)による「イージー・ライダー」です。これは今、アメリカが抱える「偏見」「人種差別」「分断」などの問題を1969年当時、映画に収めたロードムービーです。映画を観た当時は、チョッパーとキャプテン・アメリカのかっこよさ、挿入歌の斬新さに、眼と耳を奪われ何の映画かさっぱりわかりませんでした。(現在もそうかなぁ。)アメリカは決して一枚岩ではなく、北部と南部では文化も価値観も全く違います。北部は共和党で、中央集権、商工産業が盛んです。南部は民主党で、地方分権で大型プランテーションなどの農業が盛んです。この違いは南北戦争より続きます。この南部に3人の若者がバイクで旅をします。

偏見と自由への憎しみ

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西部カリフォルニアから謝肉祭が行われる南部ルイジアナ州ニューオリンズまで、麻薬密売で儲けたお金で、ワイアット(キャプテン・アメリカ)とビリーがチョッパーに跨がり気ままな旅に出ます。広大なアメリカの大地を颯爽と走り、そのシーンにステッペンウルフのボーントビーワイルドなど様々な挿入歌が流れます。髪が長くてその風体からモーテルなどの宿には宿泊できず、野宿やヒッピーなどのコミューンに身を寄せます。途中、ある街に行った時にパレードに出くわし、その最後部にチョッパーに跨ったままついていったら、保安官に無断でパレードに加わったとして逮捕されます。理由はなんでも良い不当逮捕です。先に留置場にいたのが、ハンセン(ジャック・ニコルソン)弁護士でした。この彼の計らいで解放され、3人で旅をします。更にある街では、土地の娘たちの気を引いたと男たちに難癖をつけられ、野宿している所を襲われハンセンが死亡してしまいます。ワイアットとビリーはそれでも旅を続けます。途中、ビリーが農夫の運転する車と出くわし「髪を切れ」と言われ、指を突き立てた途端ライフル銃で射たれます。異変に気付きワイアットが向かいますが・・・。

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▪️監督/デニス・フォッパー▪️脚本/デニス・フォッパー/ピーター・フォンダ/テリー・サザーン▪️製作/ピーター・フォンダ

▪️出演者/ピーター・フォンダ/デニス・フォッパー/ジャック・ニコルソン

※ピーター・フォンダ氏はイージ・ライダー公開50周年にあたる2019年8月16日79歳で亡くなられました。ご冥 福を御祈り致します。

追記 2020年11月8日 日本時間 バイデン大統領 ハリス副大統領誕生です。おめでとうございます。