ポケベルって?

昨日、7月2日未明に起きた、KDDIの通信障害は皆さんは大丈夫でしたか。私はキャリアがauなので影響大でした。いまBlog更新中ですがまだ通話は出来ない様子です。いまでこそ皆さんは「スマートフォン」「ガラケー」で、会話とネットをされていると思いますが「ポケベル」って知ってますか? 私は仕事で使用した最後の世代かと思います。

一方通行の手段

7/1はポケベルのサービスが始まった日で「ポケベルの日」とされています。1968年の日本電電公社現在のNTTが、東京23区内でサービスを始めました。世界で初めてこのサービスが始まったのは、1958年のアメリカオハイオ州コロンバスと言われています。ちなみに「ベルボーイサービス」と言う名称でした。どちらもベルの名前が入っているように当時の機能はポケベルの着信音が鳴るだけ。と言うシンプルなもの。ポケベルからかける事は出来ませんでした。あくまで緊急で呼び出すと言う一方通行の連絡手段でした。主に使用していたのは、営業職の仕事の方々。ポケベルの通知音がなると公衆電話を探して、なんの連絡かと思いながら会社に連絡をしたそうです。そしてこのサービスはあまり普及しませんでした。

数字の語呂合わせ

語呂合わせ
若者に大流行

革命が起きたのは1987年ポケベルに液晶画面が付き、プシュフォンからポケベルに数字を送信して、表示が出来るようになりました。するとこの数字を使った語呂合わせで、会話をするポケベル暗号が若者の間で大流行。爆発的な人気となりました。その後、携帯電話やPHSが普及し利用者が激減して、2019年登場から50年でポケベルの歴史に幕を下ろしました。ところがその後、ポケベルに使用された電波が「防災無線」として活躍しています。ポケベルの電波はより遠く、より正確に建物内でも届くのが特徴で、災害時でも通信制限や停電でもサービスが止まる事はありません。その防災無線を提供しているのは「東京テレメッセージ株式会社」この会社は以前ポケベル低迷で経営不振に陥り、防災無線のサービスまでなくなってしまうところでした。そんな会社を救ったのは当時、投資ファンドで融資担当であり現在社長の「 清野 英俊」氏です。多く人の命を救う防災無線サービスまで、無くす訳にはいかないと事業存続をサポート。清野氏の奔走で人々をつないだポケベルが、次は命をつなぐサービスとなりました。

▪️出典・引用/TBSラジオ「生島ヒロシ おはよう一直線」
       檀れい「今日の1ページ」

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