LION 孤独な殺し屋

皆さんもまた観たくなる映画をお持ちの事と思いますが、私は1995年公開の映画「LION レオン」です。その素顔は孤独で観葉植物を友に、仕事がないときはストイックなまでにトレーニングに励みます。リュック・ベッソン監督がニューヨークを舞台に孤独な凄腕殺し屋レオンと、家族を殺され復讐を誓う12歳の少女マチルダとの心の絆を描いた映画です。殺し屋レオンはリュック・ベッソン監督作品におなじみのジャン・レノ、12歳の少女を演じるのはオーディションで選ばれ、本作が映画初出演となったナタリー・ポートマンです。「スターウォーズ」「ブラックスワン」でおなじみですね。そして冷徹、非情な麻薬捜査官で密売組織とも絡んでいる、スタンスフィールドを演じるのが名優ゲイリー・オールドマンです。

それは水面の波紋ように

奇妙な同居生活が始まる

レストラン店主のトニーを介した依頼を完璧に遂行するレオン。ある日、アパートの隣室に住むマチルダの顔にアザがあったことから、レオンは「どうした?」と聞く事からマチルダと知り合う。ただ口を聞いただけだったのだが。実はマチルダの父親は麻薬密売人。麻薬を誤魔化した事が組織にばれ、家族を組織に殺されてしまう。その中に幼い弟マイケルがいたのだった。閉塞感に満ちた毎日でも幼い弟マイケルだけが救いだった。事件当時、買い物に出掛け運良く難を逃れていたマチルダは、とっさに隣室のレオンに助けを求め、レオンは戸惑ったが彼女を保護する。その後、マチルダは家族を殺した組織を許せないとの強い思いで、レノンに殺しの技術を教えてほしいと願い出るのだった。復讐に燃えるマチルダはある時、スタンスフィールドが麻薬取締局の捜査官であることを突き止める。密売組織の背後には麻薬取締局が絡んでいたのだ。この男にちがいない。とマチルダは行動に出るがスタンスフィールドに逆に捕まってしまう。またスタンスフィールドもトニーを詰問してレオンの素性を察知してしまう。実はスタンスフィールドこそが、今までトニーを仲介役にレオンに殺しを依頼してきた元締めであった。 全てはレオンの仕業であると確信したスタンスフィールドは翌朝、市警の特殊部隊を総動員してレオンの住むアパートに突入。レオンは激しい銃撃戦をかい潜りマチルダを脱出させることに成功する。マチルダとはトニーの店で落ち合うことにし、レオン自身は負傷した突入部隊員を装って脱出を試みるも、スタンスフィールドに見破られ背後から撃たれる。力が尽きる前にレオンはある物をスタンスフィールドの手の中に渡し、それが「マチルダからだ」と伝える。手をひらくとそこには手榴弾の安全ピンがあった。

▪️一部引用/ フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

復讐に燃えるマチルダ

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