はっけ/こうぇー 何んだこれ!

オノマトぺ

皆さんは幼少期から意識せずに、普通に日本語を話していると思います。中にはバイリンガルの方もいる事と思います。特に会話で話す時に周りの情景や、自身の状態を相手に伝える時にどのように話しているか意識していないと思います。例えば雨ならば「ザァーザァー」なのか「シトシト」なのか晴れていれば太陽の光が「サンサン」とまたは「ギラギラ」と肌が焼けつくようだなどとその場の状況を話すと思います。笑う時は「ニコニコ」とか「ケラケラ」とかとなるわけです。これら擬音語や擬態語を「オノマトペ」と言われるものです。元々の語源は、古代ギリシア語の「onoma(名前)」と「poiein(作る)」が融合してできた「onomatopoiia(オノマトポイーア)」に由来します。英語やフランス語、中国語、韓国語にも「オノマトペ」があります。ただその中でも日本語は群を抜いて多いと言われています。

コロナ禍でも効果あり

自宅待機なども増えて、仕事もリモートの方も多いと思います。仕事や物事を始める時にいきなり始める方は多くないと思います。最初にどう進めるかイメージしてそのイメージの中で時間割や進め方に「オノマトペ」をイメージして見てください。例えば「10時にサッと机に向かって、何ページから5ページ分頭にドンドン流し込もう。」と物事を具体的に「オノマトペ」でイメージすると効果があると言われています。私の敬愛するAppleの創始者スティーブ・ジョブズも黒のタートルネックとジーパンで壇上に登場し「オノマトペ」を使ってプレゼンをし聴衆を惹き付けたと言われています。

広告や宣伝、創作物にも

TVCMや広告にもたくさんこの「オノマトペ」が使用され、購買意欲を高める事が出来ます。ただし余りにも過度な「オノマトペ」は逆効果になりますね。私はラジオなどで擬音語を連呼するものが苦手です。読み物や特に漫画などにもこの「オノマトペ」が使われ迫力あるカット割などが沢山ありますね。

東日本大震災

10年前の東日本大震災の時には、この「オノマトペ」で困った事があったそうです。災害に遭われた人々の方言で表現される「オノマトペ」が、医療機関やボランティア活動で来られた人々に理解出来ずに困ったそうです。今ではその地域の方言辞典などもあるそうです。日本語の「オノマトペ」は世界でも一番多いと言われ、それが地方の方言ともなればそうですよね。因みに題目の方言は「冷たい」「疲れた」じぇじぇじぇです。

▪️出典/引用:桑原 晃弥・PHP研究所

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