ザ・ウォール　THE WALL

イラク戦争時にアメリカ兵37人を殺害し、死神と恐れられ実在したスンニ派武装グループ伝説のスナイパー、「ジューバ」とスパルタン33に所属する1名のアメリカ兵との壁を挟んだ生死をかけた頭脳戦の展開。

脚を撃たれて、身動きがとれず命からがら壁に飛び込んだアメリカ兵のアイザック。容赦ない日差しと喉の乾き。無線で救助を呼ぶも銃撃戦で、故障したのか反応はない。しかし、突然、無線から救助に向かうとの声。しかし、どこか声のアクセントがおかしい事にアイザックは気づく。これは仲間の声ではない。この声の主こそアメリカ兵から死神と恐れられた、「ジューバ」だった。

アイザックが飛び込んだ壁は学校の廃墟の一部であり、「ジューバ」は教師ともまたアメリカ軍で、スナイパー教育を受けたともとれる会話のやり取り。映画の終盤は「ジューバ」の巧妙なワナが、アメリカ兵を食虫花のように呼び込んでは、次々と倒されていくアメリカ兵たち。