重症化を予防する遺伝子

日本人も約30%が保有

スバンテ・ペーボ教授
スバンテ・ペーボ教授

欧米に比べて日本人は比較的感染者も多くなく、また死亡する人も少ないと言われています。日本人は幼少期より、インフルエンザ等のワクチン接種やBCGなどを欧米に比べて多く接種していると言われています。また、マスクの着用率も高く日常における手洗いなども一因とも言われていますが、テレ朝でとても気になるニュースが流れました。

ネアンデルタール人
ネアンデルタール人復元図

日本人も約30%が保有していて、現代人が新型コロナウイルス感染症から重症化を予防する遺伝子を、ネアンデルタール人から受け継いでいる事を突き止めた、研究結果が発表されました。研究結果を発表したのはOIST(沖縄科学技術大学院大学)のスバンテ・ペーボ教授の研究グループです。死者が多いヨーロッパの人たちが「重症化」する遺伝子と「予防する」遺伝子の両方を持つのに対し、死者が少ない日本人など東アジアの人は「予防する」遺伝子のみを持っているということです。
ただ、ペーポ教授は重症化の要因は年齢や他の疾患などもあるとしています。

▪️出典:引用/テレビ朝日、沖縄科学技術大学院大学